手取りが増えても生活が楽にならない
「6カ月連続の実質賃金マイナス」
厚労省の発表によると手取り賃金は2.5%上昇した一方で、それ以上に物価上昇(インフレ)の影響が大きく、実質賃金は低下したとのこと。確かに私の勤める会社でも、ここ3年は初任給や定期昇給、アルバイト最低賃金などがバンバン上がってますが、生活が楽になっている実感は無い。消費行動は変わっていなくとも支出が増えている。例話の米騒動然り、我が家の愛犬フィン君のご飯(ロイヤルカナン7.5㎏)も、2年前は8,500円だったのに今は安くても1万円以上する。加えて税金や社会保険料も真綿で首を絞めるようにジワジワと上がっており、世帯の支出が増えているのを肌で感じます。
実質賃金1.3%減の意味
この数字「1.3%減」が意味するところは単に実質賃金が低下したという意味にとどまらず、実はより深刻です。それはインフレの影響によって、お金の価値が減っているということです。今の日本のインフレ率がだいたい3%~3.5%位ということですから、例えば1年前に1万円で買えたものは、今年は13,000円以上出さないと買えなくなっているということです。モノによって多少の差はあれど、なるほど愛犬フィン君のゴハンも例外では無い訳ですね。

そして、ここからがお伝えしたいことの本命です。タンスや銀行口座に眠っている現金(貯金)も、額面の数字は変わりませんが、その価値をジワジワと落としているということです。日本は長らくデフレ時代でしたが、それも終焉しインフレ時代に突入しました。なかなか実感として受け入れ難いのですが、これはもう紛れもない現在進行形の事実です。1年単位では3%程度の毀損でも、このままインフレが10年続けば、タンス(銀行)に眠っている現金の価値は3分の2になっているということです。なんとも恐ろしいですね。
インフレ負けしない投資
すべきことは明白で、なるべく低リスクでインフレ率に負けない投資をすること。やはり安定して5~7%のリターンが見込めるオルカンやS&P500のインデックスを新NISAやiDeCoで運用するのが良いでしょう。あくまで過去の実績ですが、中長期(15年以上)運用すればマイナスにならないという有名なデータもあります。この記事を見ていただいた方は、一日でも早く新NISAやiDeCoを利用してインデックス投資をスタートさせることを強くお勧めします。
最後まで読んでいただき、有難うござました!
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