日米協調介入で円高でも投資継続!50代サラリーマンが積立を止めるべきでない3つの理由

50代の資産形成

「協調介入で円高になるなら、米国株やオルカンの積立を止めた方がいい?」そんな不安を感じる50代サラリーマンも多いかと思います。ですが、長期投資で最も避けたいのは、為替ニュースのたびに積立を止めたり、再開時期を当てようとしたりすることです。

この記事では、以下の3点をわかりやすく整理します。

  • 円高でも長期投資を止めるべきでない理由
  • 円高が積立投資の追い風になる仕組み
  • 50代サラリーマンが安心して続ける3段階のルール

2026年8月3日付の日本経済新聞朝刊「日米が為替協調介入 15年ぶり、円安是正できょう共同声明で調整」によると、日米両政府は7月31日に円買い介入を実施し、1ドル=164円に迫っていた円相場は一時157円20銭前後まで上昇しました。既に持つ海外資産の円換算額は減りますが、これから積み立てる人には同じ円で多く買える好機でもあります。この記事では、50代サラリーマンが円高を気にせず投資を続けるための具体策を解説します。

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円高は「損」ではなく、次の買い付け価格が下がる「得」である

評価額の低下と投資成果は別もの
1万ドルの資産は、164円なら164万円、157円20銭なら157万2000円。円換算では6万8000円減ります。しかし、投資先の企業価値や保有口数まで減ったわけではありません。売却しない限り、為替の変動は単なる「途中経過」です。

積立中の円高は購入量を増やす
毎月3万円を投資する場合、1ドル164円なら約183ドル、157円20銭なら約191ドル分を買えます。手数料を考えない単純計算で、円高後は約4%多く購入できます。退職後に取り崩す人には円高が逆風でも、まだ積み立てる人には将来の口数を増やす追い風になります。

介入後の為替を正確に当てることは難しい
協調介入は相場の方向を変える力がありますが、企業業績、金利、物価、政策発言でも為替は動きます。「もっと円高になってから買う」と待つと、株価上昇を逃すかもしれません。為替予想より、毎月同じ金額を淡々と投じる方が再現しやすい方法です。

50代サラリーマンは運用期間でお金を分ける

円高を気にせず投資するとは、全財産を海外株へ入れることではありません。5年以内に使う生活費、住宅修繕費、子どもの教育費は円預金など値動きの小さい場所へ置き、10年以上使わない老後資金はNISAで積立を続ける。用途と運用期間を分ければ、円高で評価額が下がっても慌てて売る必要がなくなります。

50代は退職が近い一方、その後の人生は20年以上続く可能性があります。すべてを現金にすれば物価上昇に弱くなり、すべてを外貨資産にすれば取り崩し直前の円高に弱くなります。大切なのは円高を避けることではなく、短期資金を円で守ったうえで長期資金を世界の成長に置き続けることです。

円高でも迷わず続ける3ステップ

Step1(今日):積立設定が継続中か確認する
証券会社のアプリでNISAの積立画面を開き、金額、銘柄、次回買付日を確認します。介入による影響だけを理由に設定を解除せず、今日は売買しないと決めれば十分です。

Step2(今週):5年以内と10年以上のお金を分ける
預金、NISA、企業年金を資産一覧表に書き出します。5年以内に使う予定額を円の安全資産で確保できていれば積立を継続。足りなければ投資商品を慌てて売る前に、今後の積立額の一部を円預金へ回して不足を埋めます。

Step3(応用・仕組み化):為替ではなく配分で調整する
円資産と海外資産の目標比率を決め、毎年1回だけ見直します。目標から±5ポイント以上ずれた時は、売却より毎月の積立先で調整。資産一覧表には為替レートだけでなく保有口数も記録し、1年間の増減を確認しましょう。

思い当たったら要注意。為替で投資方針を変えるな!

  • 円高のニュースだけで米国株や投資信託を全部売ってしまう
  • 底値まで待とうとして毎月の積立を止める
  • 5年以内に使うお金まで海外株で運用する

円高を恐れない投資は、無防備な強気ではありません。近く使う円資金を確保し、残りを決めた金額と頻度で続けることが、相場予想に頼らない備えになります。

トイプー先生の資産形成実践記

今回の日米協調介入で一時は155円台まで円高が進み、私の資産評価額もダダ下りしましたが、全く気にせず積立て投資を継続しています。タイミングは考えずに毎月決まった日に決まった金額を積立てる「タイミングよりもタイム」新NISA枠を埋め切るまではこの投資方針を継続するのみです。円高は持っている海外資産の値札が一時的に下がる一方、これから買う海外資産の値札も下がる局面です。積立中なら「資産が減った」だけでなく、「同じ3万円で口数が増える」と見てみましょう。為替を当てるゲームから降りると、投資はぐっと続けやすくなります。

今日やることは一つです。証券会社のアプリを開き、NISAの次回買付日と金額を確認してください。生活に必要な円資金が確保できているなら、円高でも予定通り積立て投資を継続しましょう。

参考資料

財務省「外国為替平衡操作の実施状況」

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免責事項:本記事は、筆者個人の学習・実践記録をもとにした情報提供であり、投資・税務・法律上の助言ではありません。投資判断や制度利用は、ご自身の状況に合わせて確認し、必要に応じて専門家へご相談ください。
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