「AI・半導体株は成長するはずなのに、なぜこんなに下がるの?」。新NISAで関連株や投資信託を持っていると、急落画面を見ただけで売りたくなりますよね。反対に「安くなったから買い増そう」と焦る人もいるでしょう。
この記事では、以下の3点をわかりやすく整理します。
- AI・半導体株の下げが大きくなった理由
- 50代サラリーマンの老後資金に及ぶ影響
- 急落時に確認する3つの画面と判断基準
2026年7月18日付の日本経済新聞朝刊「日経平均6万5000円割れ 1カ月ぶり AI・半導体、下げ主導 キオクシアは半値」によると、日経平均は2694円安の6万4141円となり、キオクシアHDは高値から半値まで下落しました。退職が近づく50代サラリーマンは、成長期待より先に資産の偏りと使う時期を確認する必要があります。この記事では、50代サラリーマンが今回のような株価急落にどう向き合い、何をすべきかを具体的に解説します。
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AI・半導体株だけが崩れた理由
期待が先に走っていた
日経半導体株指数は2025年末から2026年6月の高値まで約2.8倍になっていました。将来の成長を早い段階で織り込んだため、少しの不安でも利益確定売りが集中しやすい状態だったのです。
中国勢との価格競争が見えてきた
中国の長鑫科技集団はIPOで最大666億元、約1兆6000億円を調達する計画です。さらに低価格の中国製AIが広がれば、日本の半導体企業が販売数量を伸ばしても、利益率が下がる可能性があります。
日本株全体の崩壊ではない
東証プライム市場では3割の銘柄が上昇し、TOPIXも最高値から4%安にとどまりました。今回は市場全体から資金が消えたというより、上がり過ぎたAI・半導体株から業績が安定した銘柄へ資金が移る「選別」の色が濃いと考えられます。
50代サラリーマンは、この下落にどう向き合うべきか
50代は運用期間がまだある一方、住宅修繕や子供の大学への進学など大きな支出も重なります。新NISAで運用しているからといって損をしないわけではありませんし、AI・半導体関連株への投資に偏ったまま、退職直前に急落すると、回復を待てずに安値で取り崩す危険があります。
大切なのは株価予想ではなく、「いつ使うお金か」と「何%まで下がっても生活が変わらないか」を先に決めることです。
株価急落時に開いて確認!3つの画面
Step1:証券口座でAI関連の合計比率を出す
個別株だけでなく、半導体ETF、テーマ型投信、S&P500や全世界株に含まれる大型テックも確認します。まずは直接保有するAI・半導体テーマを資産全体の15%以内、個別株1銘柄を5%以内にする基準を置きましょう。超えていれば新規購入を止めます。
Step2:銀行口座で5年以内に使うお金を分ける
生活費12カ月分と、5年以内に予定する住宅・教育・退職関連の支出は、値動きのある商品から切り離します。この現金が確保できていれば、急落時にNISA資産を慌てて売る必要がなくなります。
Step3:NISAの積み立て設定を確認する
広く分散された低コストのインデックス積み立てに今回の下落は関係ありません。一日の下落に一喜一憂せず淡々と積み立てを継続しましょう。
思い当たったら要注意!株価下落時の無駄なアクション3選
- NISAなら長期で必ず戻る!と個別株まで放置する
- 高値から半値になっただけで割安と決めて、すぐに買い増す
- さらなる下落が怖くなって分散型の積立まで全部止める
急落日だけで大きな判断をせず、比率と使う時期を確認してから動くのが基本です。
トイプー先生の資産形成実践記
私は新NISA口座とiDeCoで全世界系インデックス75%とNASDAQ100インデックス25%、大まかにこの割合を守って積立てを継続していきます。基本的には長期の資産形成に個別株は必要ありません。ましてや長期投資前提の新NISA口座で個別株を売買するなど「愚の骨頂」です。しっかりと分散されたインデックス投資を積み立てていくだけで十分です。
株価下落時のワン☝️アクション!
株価が大きく動く日は、ニュースより先に自分の証券口座を確認しましょう。やることは1つだけ。AI・半導体の個別株、ETFやテーマ型投信の評価額を合計して金融資産に占める割合を書き出してください。数字が出れば、売る・買うの前に「何もしない」という判断もできるようになります。

