iDeCo民必見!iDeCo手数料が上がる!それでも積み立てを続けるべき理由

資産形成

今日の日経新聞に、ちょっと気になるニュースが載っていました。2027年1月から、iDeCo(個人型確定拠出年金)手数料が値上げされるという。15年ぶりの手数料改定に「iDeCoって続けた方がいいの?」と不安になった方もいるのではないでしょうか。因みにiDeCoは原則60歳まで解約出来ないので、この場合「掛け金の停止」を検討するかどうか、という判断になります。私も10年間iDeCoで毎月23,000円を積み立てていますが、結論から言うと「今まで通り」継続すべきです。今日の記事をクロっちと読み込み込んで、詳しく説明します。

iDeCo手数料、どう変わる?

まず、今回の変更内容をざっくり整理しておきましょう。

現在、iDeCoに掛け金を出すたびに「国民年金基金連合会」に納付手数料として毎月105円が引かれています。これが2027年1月の納入分から120円になるということです。毎月積み立てている場合、年間では現行の1,260円から1,440円へ——差額は年180円です。

「たった180円」と思うかもしれませんが、積み立て期間が20年なら累計3,600円の差になります。長期運用を前提とするiDeCoらしい話ですね。

なお、年1回まとめて拠出する「年単位拠出」を使っている方(約4万人)は特に注意が必要です。これまでは年1回の拠出で手数料も1回で済んでいましたが、見直し後は「12カ月分=1,440円」を一度に支払う形に変わります。仕組みを理解していないと思わぬ出費になりかねませんね。

それでもiDeCoを「今まで通り」続けるべき理由

では、なぜ手数料が上がってもiDeCoを続けるべきなのか。最大の理由は「税制優遇の絶大さ」です。

iDeCoの掛け金は全額が所得控除になります。たとえば年収600万円の会社員が毎月2万3,000円(会社員の上限額)を積み立てると、年間の掛け金は27万6,000円。所得税率20%・住民税率10%の方なら、年間約8万3,000円の税負担が軽くなる計算です。

年間の手数料増加が180円なのに対して、節税効果は数万円規模——この差は圧倒的です。「手数料値上げでiDeCoをやめる」ことは、数百円の節約のために数万円を捨てるようなものなんです。

さらに、運用益が非課税になるメリットもあります。通常の口座で株や投信を持っていると、利益の約20%が税金で引かれますが、iDeCoの中での運用はこの課税が発生しません。長期運用で複利効果が積み上がるほど、この恩恵は大きくなります。

50代の方にとって特に重要なのが「受け取り時の優遇」です。60歳以降に一時金として受け取る場合は退職所得控除、年金形式なら公的年金等控除が使えます。積み立て時・運用時・受け取り時の三段階で税負担を下げられる構造は、手数料が年180円上がっても何も変わりません。

私の場合、現時点でここまでの掛け金総額(約275万円)を運用損益額が上回っています。オルカン系でも10年で倍以上になっています。これに節税額を加えると…本当に大きいです。因みに2027年1月からiDeCoの掛け金上限が増額(一般的なサラリーマンなら23,000円→62,000円)されることが決まっています。掛け金をいくらにすべきかは、年収や積み立て期間、運用状況、会社の退職金有無によって異なってくるので、改めて解説したいと思います。

50代サラリーマンの取るべき行動と心構え

  • 手数料値上げは2027年1月から。それまでに掛け金の金額と拠出方法を一度見直しておこう
  • 「年単位拠出」を使っている方は、毎月拠出への切り替えを含めて検討を。手続きはネットで完結できる場合が多い
  • iDeCoの節税額を一度計算してみよう。年収・税率によっては年10万円近い節税になるケースも珍しくない
  • 手数料の「絶対額」ではなく「税制優遇との差額」で判断する思考習慣を持とう
  • 50代後半で未加入の方も遅くはない。最長70歳まで積み立て可能で、数年でも節税効果は十分大きい
  • 市場の乱高下に惑わされず、淡々と積み立てを継続することが長期資産形成の王道。手数料が少し上がっても、その姿勢こそが資産を育てる
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