2026年4月27日、ついにやりましたね。日経平均株価が史上初めて終値で6万円台に乗せました。2025年10月に5万円を超えてから、わずか半年で1万円上昇——これは史上最速の大台替わりです。
「すごい!日本株、買わなきゃ!」と思った方もいるかもしれません。でもちょっと待ってください。同じ日本株の指標である「TOPIX(東証株価指数)」は、まだ2月の最高値から5%も低い水準なんです。この「2つの指数の差」こそ、今の相場の本質と、50代がとるべき投資戦略を教えてくれています。
今日は、今最も旬な日本の経済ネタについてクロっちと読み込んでみました。
なぜ日経225とTOPIXでこんなに差が出るのか?
日経平均株価(日経225)は、東証プライム市場から選ばれた225銘柄で構成されています。一方のTOPIXは、プライム市場のほぼ全銘柄(約2,100社)をカバーする広い指標です。
今の相場で株価を引っ張っているのは、半導体やAI関連銘柄です。アドバンテストは+7%、東京エレクトロンやフジクラも上場来高値を更新しました。データセンター向け光ケーブルの古河電気工業は今年に入って株価が4.3倍、半導体メモリーのキオクシアHDも3.4倍です。
これらの銘柄は日経225に多く含まれているため、日経平均は勢いよく上昇します。でも東証プライム全体で見ると、実は過半数の銘柄は前年末より株価が下がっているんです。イオンなどの消費関連企業は物価高で消費者の財布が縮み、株価は低迷中。「AI・半導体の一本足」相場と呼ばれる構図で、TOPIXはその恩恵を受けにくい状況です。
日経平均の数字だけを見て「日本株は絶好調!」と感じるのは、ちょっと注意が必要かもしれません。
じゃあ、どうすれば日本株の上昇を取り込めるの?
ここで知っておいていただきたいのが「全世界株式インデックスファンド」の仕組みです。オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)などの全世界株式ファンドは、世界約50カ国の株式に自動で分散投資します。その中に日本株も含まれており(比率は約6〜7%程度)、日本株が上昇すれば自動的にその恩恵を受けられます。
「日本株だけ別に買わなくていいの?」と思うかもしれませんが、逆に日本株だけを集中して買うと、AI・半導体の一本足リスクや、中東情勢などの地政学リスクで大きく揺れる可能性があります。全世界株式なら日本が下げてもアメリカや新興国が補ってくれる——まさに「卵を一つのカゴに盛らない」投資の王道です。
さらに、海外機関投資家の日本株ポジションはまだ「アンダーウエート」(平均以下)の水準。バフェット氏の来日以降、外国人投資家は日本株を17兆円買い越しましたが、まだ買い余地があるとも言われています。全世界株式インデックスを持ち続ければ、この流れも自動的に取り込めるんです。
かくいう私は、コア・サテライト戦略で、さっくり言うと全世界株式(オルカン)65%とNASDAQ100に35%に「分散投資」しています。オルカンだけでも十分分散が効いているのですが、AI産業の中心地である米国のハイテク特需も取り込めるという、我ながら完璧なポートフォリオ(…だと自負w)
資産を守りながらも程よくリスクを取る運用。その実績は、今のところ狙った通りのものとなっています!
資産形成中50代サラリーマンの取るべき行動と心構え
- 日経225の「6万円」は半導体・AI銘柄主導で、日本株全体が好調なわけではないと理解する
- TOPIXが出遅れている事実は「買いの裾野が狭い」リスクのサインとして覚えておく
- 個別のAI・半導体銘柄に飛びつくより、オルカンで日本株上昇を取り込むのが堅実
- NISAの積立を淡々と続けることが、一番「乗り遅れない」方法
- 急ピッチな上昇の後には調整もある(と心得よ)。一括投資より積立継続で時間分散
- 「日経6万円」のニュースで焦って行動を変えるより、長期戦略を信じることが50代には最適解
