「お金を増やすなら投資信託を積み立てろ」——そんな常識に、今日は一石を投じたいと思います。
クロっちと読み込んだ今日の日経新聞では、先日、日本経済研究センターが公表した2040年までの中期経済予測いついて触れられていました。内容は危機感を覚えるものでした。「AIが普及すれば日本も成長できる」というおそらく誰もが持ってる楽観論が、データによってキレイに裏切られていたからです。これ、資産形成を考える私たちにとって他人事じゃないんです。
日本のAI導入、実は「周回遅れ」だった
報告書によると、2024年時点での生成AIの企業利用率は、米国・中国・ドイツがいずれも90%超なのに対し、日本はたった50%程度。さらに深刻なのが「AIの効果的な使い方がわからない」という懸念を持つ企業の割合が、中国の約3倍に達しているという事実です。
この遅れが積み重なると、日本の生成AI導入は今後、米中に3〜6年遅れると予測されています。3〜6年というのは、投資の世界でいえば複利で資産が1.2〜1.4倍になる時間です。その差が競争力の差として固定化されてしまうわけです。おそらく永遠に縮まらない差として…
成長率0%台という現実
報告書が示す「標準シナリオ」では、2036〜2040年度の実質成長率は0%台前半まで低下します。これは「何もしなければ日本経済はほぼ止まる」ということを意味します。
成長しない経済の中で資産を守るのは、成長している経済の中で資産を増やすよりずっと難しい。インフレに実質賃金が追いつかず、年金の実質価値も目減りしていく……50代のサラリーマンにとって、これは決して遠い未来の話ではありません。
では、私たちは何をすべきか?
ここで私が強調したいのが「AI自己投資」という考え方です。
お金の投資だけに目を向けがちですが、実はAIを使いこなすスキルを身につけることが、今最も利回りの高い「自分への投資」になっています。クロっち(Claude)やチャッピー(ChatGPT)を日常業務に取り入れるだけで、1日30分〜1時間の時短が実現できます。企業にとってもAI人材の育成が急務になっていて、最低限AIエージェントを使うことができるスキルが求められる様になってくるでしょう。
かく言う私もFP2級取得を中止して、そのために費やしていた時間をAIスキル取得に充てています。ITと違ってAIは指示の仕方(プロンプト)が大事になってくるので、20〜30代の若者に敵わないと言うこともない。むしろ50代サラリーマンが経験で培ってきたコミュニケーション力や国語力が生きてくる、と感じています。チャッピーの無料プランでもいいので、「今日の仕事でAIに任せられることはないか」と一つだけ試してみてください。
まとめ
50代サラリーマンの心構えとすべきこと
- 「AIが普及すれば自動的に恩恵を受けられる」は幻想。使いこなせる人とそうでない人で、収入・資産に大きな差がつく時代が来る
- 日本のAI導入は米中に3〜6年遅れており、経済成長率は2036〜40年度に0%台前半へ低下する見通し。その前提で資産形成を設計する必要がある
- お金への投資と同時に、「稼ぐ力=自分への投資」を並走させることが今の時代の正解
- まずChatGPT・Claudeなどの無料プランで「今日の仕事でAIに任せられることを1つ試す」を習慣に
- インデックス投資の積み立ては継続しつつ、AI活用スキルという「暴落で消えない資産」を同時に育てる
